
叱る前に、決めごとを見直す
同じことで、何度も言っていませんか。
同じ注意を3回したなら、相手の問題ではありません。決めごとのほうに抜けがあると考えたほうが、早く終わります。
3回めは、仕組みを疑う
1回めは、知らなかったのかもしれません。2回めは、忘れたのかもしれません。
けれど3回めとなると、たいてい本人の気持ちとは別のところに原因があります。決まっていない、伝わっていない、できない形になっている。
「何度言ったら分かるのか」と思ったときが、決めごとを見直す合図です。
どこで止まっているかを見る
止まる場所は3つです。①そもそも決まっていない。②決まっているが、本人が知らない。③知っているが、できない形になっている。
③が意外と多い。置き場所が遠い、手が2本では足りない、前の作業と時間が重なっている。
本人に「やりにくいところはどこですか」と聞くと、だいたい③が出てきます。
伝えるときは、場面を1つに絞る
それでも伝えなければならないことはあります。そのときは、場面を1つに絞ります。
「いつも」「毎回」は使いません。言われたほうは、自分そのものを否定されたと受け取ります。
「昨日の◯◯のとき」と場面を指すと、話が直せることに向かいます。過去をまとめて持ち出すと、話が気持ちのほうへ向かいます。
人のいるところで言わない
ほかの人の前で注意すると、本人は中身より恥ずかしさを覚えます。
そして周りの人は、「次は自分かもしれない」と思います。医院全体が、失敗を隠すほうへ動きます。
隠される医院では、小さな問題が大きくなってから出てきます。注意は、必ず2人のときに。
この記事のまとめ
- 同じことを3回言ったら、決めごとを疑う
- 決まっていない/知らない/できない形になっている、の3つを見る
- 「やりにくいところはどこですか」と聞くと、答えが出る
- 「いつも」「毎回」ではなく、場面を1つ指す
- 人のいるところでは言わない。隠す医院になる
