
5年後の医院を、言葉にしてみる
数字の前に、決めることがあります。
5年後の目標をうかがうと、売上の数字が返ってくることが多いです。けれど数字の前に決めることがあります。どういう医院になっているかを、言葉で言えるかどうかです。
数字は、決めたあとに出てくる
「5年後に売上を2倍に」という目標は、立てた瞬間は力がありますが、翌週には薄れます。何をすればよいかが入っていないからです。
先に決めるのは姿です。ユニットは何台か。歯科医師は何人か。自分は週に何日診療に入っているか。誰が医院を回しているか。
姿が決まると、数字は自然に出てきます。ユニット4台で、1台あたりこれくらい動くなら、売上はこの辺り。順番が逆だと、数字だけが浮きます。
自分の働き方から決める
医院の姿を考えるとき、最初に決めると楽になるのは、院長自身の働き方です。
5年後、週に何日、何時間、診療に入っていたいか。いまと同じでよいのか。減らしたいのか。
ここを先に決めると、必要な人数と仕組みが決まります。院長が週3日の診療で医院を保つなら、二番手は欠かせません。週5日でよいなら、別の形があります。
やらないことを決める
5年後の姿を描くと、やりたいことが増えていきます。増やすだけの計画は、たいてい実行されません。
同じ紙に、やらないことも書きます。分院は出さない。訪問はしない。この治療は扱わない。
やらないことが書かれた計画は、強い計画です。迷ったときに戻る場所になるからです。
一度書いて、年に一度見る
完璧に書く必要はありません。A4一枚、1時間で書けるくらいで十分です。
大事なのは、年に一度それを見ることです。見ると、半分は変わっています。変わること自体は問題ではなく、変わったことに気づかないまま進むことが問題です。
そして一度書いておくと、スタッフにも伝えられます。どこへ向かっているか分かっている医院のほうが、人は残ります。
この記事のまとめ
- 数字より先に、5年後の姿を言葉にする
- 院長自身の働き方から決めると、必要な人数と仕組みが決まる
- やらないことを同じ紙に書く
- A4一枚、1時間で十分
- 年に一度見る。向かう先が分かっている医院のほうが人は残る
