
「忙しいのに、残らない」の正体
人も時間もいっぱい。なのに、お金が残らない。
来院数は多い。休む暇もない。それなのにお金が残らない。こう感じている医院では、たいてい1時間あたりで見ると答えが出ます。
売上を、時間で割ってみる
月の売上を、診療した日数で割り、さらに1日の診療時間で割ります。1時間あたりの売上が出ます。
これをユニットの台数でもう一度割ると、ユニット1台が1時間で生んでいる金額が出ます。
この数字には、医院の形がそのまま出ます。来院数を増やしても、この数字が小さいままなら、忙しくなるだけです。
短い処置を詰めても、増えない
来院数を増やそうとして、短い処置を詰める医院があります。
1件あたりの準備と片付けは、処置の長さに関わらずほぼ同じです。短い処置を詰めるほど、準備と片付けの割合が増えます。
働く時間は増え、人は疲れ、1時間あたりの数字は変わらない。これが「忙しいのに残らない」の正体です。
埋まっていることは、目的ではない
予約が埋まっているかどうかを気にしすぎると、この落とし穴に入ります。
埋まっていることは目的ではありません。埋まった中で何が起きているかが大事です。
1時間あたりの数字を1年並べると、忙しさとお金が一致していない月が見つかります。その月に何をしていたかを思い出すと、答えが出ます。
増やすなら、人ではなく時間あたり
1時間あたりを上げる道は3つです。1件あたりの金額を上げる。準備と片付けを短くする。人の手を足して、1人の時間を濃くする。
多くの医院は、いちばん手前の「準備と片付け」に手をつけていません。器具の置き場所と並び順を変えるだけで、1件あたり2分短くなることがあります。
1日30件なら、2分で1時間です。
この記事のまとめ
- 月の売上を、日数・時間・ユニット台数で割ってみる
- 短い処置を詰めても、準備と片付けの割合が増えるだけ
- 予約が埋まっていることは目的ではない
- 1時間あたりの数字を1年並べると、答えが見つかる
- 準備と片付けを2分短くすると、1日30件で1時間になる
