
面談で聞くべきことは、3つだけ
面談はしている。けれど、何も出てこない。
月に一度の面談を続けている医院は増えました。けれど「特にありません」で終わってしまう。聞くことを3つに絞ると、出てくるようになります。
「何か困っていることある?」では出てこない
いちばんよく使われ、いちばん何も出てこない問いがこれです。
困っていることを話すのは、誰かを責めることになりかねません。だから言いません。言わないのは、困っていないからではありません。
出てくるようにするには、答えやすい形にして聞きます。過去のことを、具体的に、良かったことから。
①この1か月でうまくいったこと
まずここから入ります。本人が自分で良かったと思っていることを言わせます。
院長が褒めるのではなく、本人に言わせるのが要点です。自分で言った成果は本人の中に残ります。院長が言った成果は、院長の感想として流れていきます。
そして、なぜうまくいったかを一つ聞きます。ここに本人のやり方が出ます。医院として広げられるものが見つかることもあります。
②やりにくかった場面
「困っていること」ではなく「やりにくかった場面」と聞きます。人ではなく、場面を聞いているからです。
「先週の火曜、予約が詰まったときはどうだった?」のように、日と場面を指して聞くと、答えが返ってきます。
ここで出てきたことは、たいてい仕組みの話です。人の不満として出てきても、よく聞くと、誰が決めるか決まっていない、順番が決まっていない、という話に行き着きます。
③次の1か月でやってみたいこと
最後に、本人にひとつ決めてもらいます。大きなことでなくてよい。
院長が指示したことは、やらされたことになります。本人が決めたことは、確かめ合う約束になります。次の面談の最初に、それを聞きます。
この3つだけで、面談は15分で足ります。長さではなく、同じ3つを毎月続けることが効きます。
この記事のまとめ
- 「何か困っていることある?」では何も出てこない
- 聞くのは3つ。うまくいったこと/やりにくかった場面/次にやってみたいこと
- 成果は院長が褒めるより、本人に言わせる
- 人ではなく場面を、日を指して聞く
- 15分で足りる。同じ3つを毎月続けることが効く
