
二番手が育たない医院に共通すること
院長の次が、いない。
役職をつけても、二番手にはならない
主任、チーフ、副院長。役職名をつけた時点で、育ったつもりになってしまうことがあります。
けれど二番手とは、役職ではなく「院長がいない日に医院が止まらない状態」のことです。止まるなら、まだ二番手はいません。
試すのは簡単です。院長が1日いない日をつくる。その日に何件の電話が院長にかかってきたか。それが今の医院の答えです。
判断の経験は、渡さないと増えない
二番手が育つかどうかは、判断して、結果を見て、次に活かす。これを何回繰り返したかで決まります。
ところが多くの医院では、判断はすべて院長がします。二番手は実行だけをします。これでは何年経っても判断の経験は増えません。
小さくて取り返しのつく判断から回します。消耗品の選び方、休みの組み方、新人に教える順番。間違えても医院が傾かないものから渡していきます。
間違えた判断を、戻さない
二番手が判断を間違えたとき、院長が戻してしまうと、そこで育ちが止まります。
取り返しのつく範囲であれば、間違えたまま進ませる。そして結果を一緒に見る。「なぜそうなったか」を本人に言わせます。
この結果を一緒に見る時間を、月に一度でも取っている医院は、二番手の育ちが明らかに早いです。
二番手は、院長の写しではない
自分と同じやり方をする人を探すと、見つかりません。
院長が決断の速い人なら、二番手は慎重な人のほうが医院は安定します。院長が人に厳しいなら、二番手は聞く人がよい。
同じ人を2人置くと、同じ見落としを2人でします。違う人を置くから、医院の見える範囲が広がります。
この記事のまとめ
- 二番手とは役職ではなく、院長がいなくても止まらない状態
- 院長が1日いない日をつくると、今の状態が分かる
- 判断の経験は渡さないと増えない。取り返しのつくものから
- 間違えた判断を戻すと、育ちが止まる
- 自分と同じ人を探すと見つからない。違う人のほうが医院は安定する
